ケイ素の働き

ケイ素の働き「ケイ素の恵み」

ケイ素(シリカ)とは

私たちの体は大部分が水分、そしてミネラルで形成されています。

人体を形成している細胞内のミネラル成分は、大変重要な役割を担っています。

ケイ素は、【骨】・【関節】・【血管】・【皮膚】・【毛髪】・【歯】・【爪】などに多く含まれ、人体の生命維持に不可欠なミネラルの1つと言われています。

ケイ素は地球上で酸素についで2番目に多い元素でシリカとも呼ばれ、鉱物の主成分として土壌に豊富に含まれています。このケイ素が一番多く含まれているのが水晶であり純度の高いもので99.9%の珪素が含有しているものもあります。

ケイ素という栄養素は食生活では野菜などの根菜類・穀物などに含まれています。

これらが土の成分であるケイ素を養分として吸収し、栄養素として体内へ入る。体内には18g程度の保有量が検出され、内臓や皮膚、骨格など身体全体に分布しています。このような養分として吸収された珪素であれば体内で腸管から栄養素として吸収されますが、石類などを限りなく粒子を細かくし体内に取り入れても不溶性のため栄養素としては吸収されず排出されてしまいます。

又米英共同の「フラミンガム研究」においては珪素摂取量とBMD(骨密度)との密接な関係が明らかになっています。組織を結合させる役割を有するコラーゲンなど結合組織に多いことから、結合組織の必須成分になっている可能性もあります。また動脈の珪素濃度が年齢の上昇に伴って減少することから珪素と動脈硬化との関連性が考えられています。

 

美容効果を大きく左右

ケイ素の働き「ケイ素の恵み」

ケイ素は【コラーゲン】・【エラスチン】・【ヒアルロン酸】・【コンドロイチン】などを構成する物質で、結合組織を丈夫にする働きをします。

ケイ素が不足すると、それらの結合組織が弱くなるといわれています。

【爪が割れる】・【髪が抜けやすい】【皮膚がたるむ】【シワができる】などはケイ素不足から起こり、美容効果にも大きく左右します。

 

ケイ素(シリカ)と骨粗鬆症

ケイ素と骨粗鬆症

世界で一番サプリメント(栄養補助食品)の研究を、国をあげて取り組んでいるドイツでは、ケイ素ミネラルを非常に重要視しています。

ケイ素不足から早期の老化がはじまり、また様々な疾患の主な原因になっている事が臨床研究で明らかにされています。みるみる老けていく原因は、体内のケイ素不足!地球上の全ての生命体に欠かせないミネラルそれが、ケイ素【必須栄養素】です。

ケイ素は、生命活動を支える基盤となるミネラルとして世界中で今注目を集めています。ケイ素は、人間を含む全ての生命体の皮膚・血管・骨・結合組織・毛髪・リンパ腺・杯・筋肉・爪・歯・気管支等などに存在します。

カルシウムを補給する時に必要不可欠なのがケイ素です。成長期や骨の細胞間質におけるカルシウム欠乏の人にカルシウムだけを摂取してもほとんど有効に活用されないことが最近の研究であきらかにされています。
ケイ素はカルシウムを運搬し骨の中のミネラル形成を促進させています。この事は、ケイ素が骨の成長部分に多く、成長期や骨折治療中の骨に高濃度にあることで証明されています。

従って、成長期の青少年の骨格作り、女性の骨粗鬆症の予防に、ケイ素は欠くことのできない微量ミネラルです。特に女性は、若いうちからの積極的なケイ素摂取が重要と考えられます。

米国の代表的な疫学研究(フラミンガム研究)によると、食事からのケイ素摂取量の差が骨密度に及ぼす影響は、カルシウムよりも大きいと結論付けています。
ケイ素は、若いころには十分に体内に蓄えられていますが、加齢とともに大幅に減っていきます。

 

ケイ素(珪素)は体内で生成できない

ケイ素の働き「ケイ素の恵み」

成人1人あたりのケイ素消耗量は、1日10~40mgと言われています。

若い時には、私たちの体の組織はケイ素を摂取する力があり、野菜など土中の養分を吸収する作物などからぐんぐん摂取し続けます。このため、柔軟性や弾力性に富み、つややかな肌に覆われ、硬い骨を持ち、エネルギーに満ち溢れています。

年齢を重ねるごとに私たちのケイ素を摂取する力が落ちていきます。
コラーゲン・ヒアルロン酸などは体内で生成される(但し加齢に伴い減少していきます。)物ですが、ケイ素は自分では作り出すことができません。そのため食品で補給する必要があります。
水溶性ケイ素を積極的に補給して、心身ともに健康な生活を送りましょう。